【絵本】ピヨピヨシリーズ|子育てあるある満載!無邪気なヒヨコたちの毎日

児童書・絵本ブログのナギブックです。
今回は「ピヨピヨシリーズ」をご紹介します。

ピヨピヨシリーズ
● 1番おすすめの年齢:2歳後半~3歳後半
● 1ページの文章量:平均4行~6行
● ひらがな・カタカナのみ
※個人の主観・調査なので正確性は保証できません
※もちろん上記年齢以外でも楽しめます!

「ノラネコぐんだん」で有名な
工藤ノリコさんの人気シリーズ。

ノラネコぐんだんも面白いので
また紹介したいけど、
私はこのピヨピヨシリーズと
ペンギンきょうだいシリーズが好きです。

5匹のヒヨコが主人公

5匹のヒヨコが主人公です。

誕生日が一緒の描写があるので
五つ子だと思われます。

無邪気でかわいいヒヨコたちは、スーパーマーケットで自由に行動して
お母さんに怒られたり、
キャンプできのこ取りに夢中になって
迷子になったりすることも。

家族は仲良しです。

子どもたちのために
おいしいご飯を作るお母さんや、
誕生日に早く退勤してプレゼントを
受け取りにいくお父さん、

2人とも優しくて
ほのぼのした幸せそうな家族です。

物語はそれほど起伏があるわけではないけど、
のびのびしたヒヨコたちの豊かな表情と
愛らしい動きを見ているだけで楽しめます。

シリーズは6冊

シリーズは下記の6冊です。

「ピヨピヨ スーパーマーケット」
「ピヨピヨ メリークリスマス」
「ピヨピヨ もりのゆうえんち」
「ピヨピヨ ハッピーバースデー」
「ピヨピヨ はじめてのキャンプ」
「ピヨピヨ おばあちゃんのうち」

どれもおもしろいけれど、
特におすすめの2作品を紹介します。

「ピヨピヨスーパーマーケット」

作:工藤ノリコ
出版社:佼成出版社  

ヒヨコたちがお母さんと一緒に
スーパーマーケットへ行くお話です。

スーパーでかくれんぼをしたり
勝手にカートを持って行ってお菓子を入れたり
自由奔放なヒヨコたち。

(ちなみにかくれんぼは結構難しくて、
うちは子どもの方が先に見つけました)

お母さんに止められて
お菓子は買ってもらえなかったけど、
スーパーで買った材料で
おいしいごはんを作ってもらえて満足そうでした。

お父さんとお風呂に入ってる時に、
お菓子を買ってもらえなかった話をしている
ヒヨコたちのしょんぼりした表情がかわいいです。

お母さんが知り合いと話している隙や
タイムセールに参戦している隙をついて、
好き放題やっているヒヨコたちの行動は
まさに「元気な子ども」です。

育児中の人なら
ニワトリのお母さんに共感できるかも。

次のおすすめはこちらです。

「ピヨピヨハッピーバースデー」

作:工藤ノリコ
出版社:佼成出版社

ヒヨコたちの誕生日の1日を
描いた作品です。

ヒヨコたちは
ケーキ屋さんでいろいろなケーキを見て
プリンがいいと言いますが、
お母さんはプリンは買ってくれなかったので
文句を言いながら帰ることになります。

一方、お父さんは早めに退勤して
おもちゃ屋さんに取り置きしてある
プレゼントを取りに行きます。

そして家でパーティーが始まります。

たくさんのごちそうと
ケーキ屋さんで注文したホールケーキ、
それからお母さん特製の「どんぶりプリン」。

お父さんからは望遠鏡のプレゼント。

とても幸せな誕生日で
家族のあたたかさも伝わってきます。

ヒヨコたちは相変わらず見ているだけで
面白いのですが、
ケーキ屋さんやおもちゃ屋さんの
品ぞろえや他のお客さんにも注目です。

「このおもちゃ楽しそう!」
「この子はおもちゃ買ってほしいのかな」
と盛り上がるかと思います。

▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧

他の4作品も、自由なヒヨコたちが
とてもかわいいです。

「ピヨピヨメリークリスマス」では
サンタさんに来てもらえるように
一生懸命お願いをして、
来てもらえて大喜びです。

「ピヨピヨもりのゆうえんち」では
めいっぱい遊園地を楽しみます。
裏表紙の疲れて寝ている姿が最高です。

「ピヨピヨはじめてのキャンプ」では
カッパとの交流が素敵です。
寝袋で寝ている姿がかわいいし、
子どもが寝た後に両親がコーヒーを飲む姿に
なんだがぐっと来ました。

「ピヨピヨおばあちゃんのうち」
昔の写真を見て
「お母さんも昔は子どもだった」
ことに気づく場面が好きです。

どれもとにかくヒヨコが愛らしく、
背景や脇役を見るのが面白く、
優しい両親にホッとする、
そんな素敵な作品です。

まとめて読みたい人のために
5冊セットも販売されています。

以下、雑記

ヒヨコたちは本当にかわいいし、
のびのび自由で良いなと思うのだけど、
でも実際にこんな子どもが5人もいたら
親は大変だろうな…。

ヒヨコたちの両親は
優しくてあたたかくて茶目っ気もあって、
理想的な親です。

こんなふうに、怒鳴ったりせずに優しく
「○○と思うよ」と言えるような親に
なりたいものです。

育児に関しては、
ネットに情報もあふれているし、
どうすればいいかは分かっています。

でも「分かっている」と「できる」は別。

例えば怒鳴らない方がいいと分かっていても
実行するのは難しいです。

最近はSNSでも
「育児は○○しない方がいい」のような
育児論の投稿をよく見かけます。

でもあれって逆に、
「じゃあ○○してる自分はダメってことか…」
と落ち込んでしまうんですよね。

投稿者はアドバイスしてくれてるだけだし
悪気はないのは分かっているのですが。

じゃあ○○しなければいいのだけど、
先述のとおりそれも難しいです。

「キラキラママの完璧育児の投稿と
比べてしまうからSNSは苦手」という意見は
よく聞くけれど、それに関しては私は
「よそはよそ」と思えます。

でも育児論の投稿はちょっと苦手です。

まあ「分かっている」ことを
「できる」ようになれば解決なのだけれども。

ともかく1人育てるだけでも大変なので、
この絵本のように五つ子なんて神業です。

育児中の皆様、本当にお疲れ様です。

ピヨピヨシリーズ
● 1番おすすめの年齢:2歳後半~3歳後半
● 1ページの文章量:平均4行~6行
● ひらがな・カタカナのみ
※個人の主観・調査なので正確性は保証できません
※もちろん上記年齢以外でも楽しめます!

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