【絵本】おおきくなるっていうことは|進級や誕生日の節目におすすめ

児童書・絵本ブログのナギブックです。
今回は「おおきくなるっていうことは」をご紹介します。

おおきくなるっていうことは
● 1番おすすめの年齢:2歳後半~4歳前半
● 1ページの文章量:平均2行~3行
● ひらがな・カタカナのみ
※個人の主観・調査なので正確性は保証できません
※もちろん上記年齢以外でも楽しめます!

「ピーマン村シリーズ」の1冊なのですが、
特に好きな絵本なので単体で紹介します。

そのうちピーマン村シリーズとしても
紹介したいと思います。

大きくなるってどういうこと?

この絵本では、園長先生が
「おおきくなるっていうことは
○○ってこと」と
子どもに語っていきます。

「おおきくなるっていうことは
洋服が小さくなるってこと」

「おおきくなるっていうことは
水に顔を長くつけられるってこと」

そして
「おおきくなるっていうことは
自分より小さな人が多くなるってこと」。

これは当たり前のことなんだけど、
ハッとさせられました。

生まれた時は自分が1番小さいけれど、
成長するにつれてそうじゃなくなり、
守ったりお世話をしたりする相手が
増えていくのも大きくなるということ。

最後は
「おおきくなるっていうことは
小さな人に優しくなれるってこと」。

体が成長して、心が成長して、
できることが増えて、
それも大きくなるってことだけど、
でも「その大きくなった自分」で何ができるのか。

いろんな力がついたけど、
その力を自分のためだけじゃなく
小さい子のために使えるようになるのも、
大きくなるってこと。

そんなことを考えさせながらも、
また1つ大きくなるということを
優しく祝福してくれる絵本です。

「おおきくなるっていうことは」

文:中川 ひろたか
絵:村上 康成
出版社:童心社

以下、雑記

途中で
「おおきくなるっていうことは
高いところから飛び下りられるってこと」
とありました。

え、それ子どもがやると少し困る!
と思ったのですが次のページに
「それもそうだけど
飛び下りても大丈夫かどうか
考えられるってこと」
とあり、安心しました。笑

最初にこの本を読んだ時は
そんな心配もしていたけれど、
今はちゃんと考えられる年齢になったし、
高い所から飛び降りられるようにもなりました。

親としては、
子どもの成長は嬉しいです。

でもよその赤ちゃんとかを見た時に
「もう0歳の我が子には会えないんだな」
と思うと寂しくなったりはします。

今の年齢も今しかなくて、
きっと数年後にはまた同じことを
思っていることでしょう。

「だから今を大事に!」
というのはもちろんその通り。

でも、たとえ過去を悔やんだとしても、
「大事な時間だった」と気づけただけ
良かったと思います。

あの時間が大事だったと後で気づいたとしても、
大事なものがあったことに気づかないままより
良かったかな、と。

自分が大事なものを持っていると
気づかないまま生きていくよりは、
失ったとしても「大事なものを持っていた」
という事実を大事に抱えて生きたいです。

もちろん、今を大事にする精神も
忘れないようにいたいのだけれども。
(なかなか難しいのだけども)

おおきくなるっていうことは
● 1番おすすめの年齢:2歳後半~4歳前半
● 1ページの文章量:平均2行~3行
● ひらがな・カタカナのみ
※個人の主観・調査なので正確性は保証できません
※もちろん上記年齢以外でも楽しめます!

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