児童書・絵本ブログのナギブックです。
今回は「クマさんとヤマネくんシリーズ」をご紹介します。
おおきなクマさんとちいさなヤマネくんシリーズ
● 1番おすすめの年齢:4歳~5歳
● 1ページの文章量:平均6~8行
● ひらがな・カタカナのみ
※個人の主観・調査なので正確性は保証できません
※もちろん上記年齢以外でも楽しめます!
似てないけど仲良し
おおきなクマさんと
ちいさなヤマネくんの友情を描いた作品。
体は大きいけれど、
小さいものが好きで
慎重な性格のクマさん。
体は小さいけれど、
大きいものが好きで
大胆な性格のヤマネくん。
見た目も性格も正反対の2人です。
自分と違う相手だから
理解できないこともあるけれど
お互いを大切に思う気持ちは同じ。
そんな2人の素敵なお話です。
そして、絵もとてもかわいいです。
動物も植物も丁寧に描かれており、
森の自然の季節の移り変わりが
美しくてずっと見ていられます。
シリーズは4冊
シリーズは下記の4冊です。
「もりいちばんのおともだち」
「ふゆじたくのおみせ」
「めざめのもりのいちだいじ」
「あめのもりのおくりもの」
「もりいちばんのおともだち」
作:ふくざわゆみこ
出版社:福音館書店
こちらはシリーズ1冊目、
2人が出会った時のお話です。
ケーキ屋さんで
小さいケーキを食べるクマさんと
大きいケーキを食べるヤマネくん。
ケーキ屋さんから植物の苗をもらって
さっそく2人とも自分の家で育てます。
順調にかぼちゃができたクマさんに対して
ヤマネくんの苗は育ちません。
と思ったら、
土の中にはたくさんのサツマイモが
できていました。
地面の上と下、
ここでも正反対の植物を選んだ2人でした。
話が進むにつれて秋が深まってくる
森の様子もとても美しいです。
シリーズ1作目でもあるので、
まずは「もりいちばんのおともだち」から
読んでみるのがおすすめです。
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「あめのもりのおくりもの」
作:ふくざわゆみこ
出版社:福音館書店
森は大雨で雷が鳴っています。
怖がりのクマさんは家にいますが、
ヤマネくんは雨も雷も平気で、
元気に外へ飛び出して行きます。
ヤマネくんの行き先は川です。
そこに咲いているアジサイを
クマさんに見せたかったのです。
けれど、川は洪水になっており
ヤマネくんは流されてしまいます。
そんなヤマネくんを助けにきたのは、
友達のために勇気を出した
臆病なクマさんでした。
ラストシーンで雨が上がり、
アジサイと虹の絵がとてもきれいです。
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他の2作品も、友情と季節がテーマ。
「ふゆじたくのおみせ」では、
お互いがお互いのプレゼントを買うために
どんぐり(この世界の通貨)を
一生懸命に集めます。
「めざめのもりのいちだいじ」は、
春になろうとしている今の季節にぴったり。
クマさんは冬眠からなかなか目覚めないので
ヤマネくんメインのお話です。
森の動物もたくさん出てきます。
以下、雑記
ちなみに、
私はクマさんもヤマネくんも
どっちの気持ちも分かります。
好奇心旺盛だけど臆病だし、
大胆だけど繊細な性格です。
(HSS型HSPっぽいけど詳しくは不明)
まあ、性格は言葉では簡単にくくれないし
いろんな人がいますよね。
いろんな人がいる中で、
自分と仲良くしたいと思ってくれる友達が
できるのは素晴らしいこと。
うちの子はこれから
どんな友達ができるのかな…。
こればかりは運もあるけど、
1人だけでもいいから
大切な友達に出会えるといいなと思います。
おおきなクマさんとちいさなヤマネくんシリーズ
● 1番おすすめの年齢:4歳~5歳
● 1ページの文章量:平均6~8行
● ひらがな・カタカナのみ
※個人の主観・調査なので正確性は保証できません
※もちろん上記年齢以外でも楽しめます!
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