【絵本】わくわくどうぶつアパート|メインストーリー以外にもドラマがある

児童書・絵本ブログのナギブックです。
今回は「わくわくどうぶつアパート」をご紹介します。

わくわくどうぶつアパート
● 1番おすすめの年齢:3歳後半~4歳後半
● 1ページの文章量:平均6行~10行
● ひらがな・カタカナのみ
※個人の主観・調査なので正確性は保証できません
※もちろん上記年齢以外でも楽しめます!

ウサギ一家のメインストーリーの影で…

ウサギ一家を中心に物語は進みます。

ウサギくんの誕生日パーティーの準備中に、
ケーキを焼いて失敗したり、
キツネくんを家で預かることになったり、
クマさんがプレゼントを置いていったり、
いろいろありますが
楽しくパーティーして終わります。

文字を読むと
それだけのストーリーなのですが、
絵を見ていると他にもたくさんの物語が
詰め込まれています。

ウサギくんの家は1階ですが、
同じ階にはハリネズミの一家がいます。
お父さんが旅行に行っていて
子どもが帰りを待っています。

2階はクマさんとキツネくん一家。

クマさんは風邪をひいて寝込んでいます。
途中でお医者さんが来たり、
ウサギくんの家の玄関に
プレゼントを置きに行ったりします。

キツネくん一家はお母さんが妊娠中。
物語の途中で出産のため病院へ行き、
最後は赤ちゃんとともに帰ってきます。

3階は空室とネズミさん一家。

空室にはネコさん一家が引っ越してきて、
ウサギの両親が荷物を運ぶのを手伝ったり、
子ども同士で友達になったりします。

いたずらネズミの子どもたちは
とても元気で、
ベッドを壊したりと大暴れです。

その上の4階に住む鳥さんは
少し迷惑そうです。

4階のもう一部屋は物置ですが、
時々おばけがうろうろしているようです。

「わくわくどうぶつアパート」

作:マリアンヌ・デュブク
訳:ふしみみさを
出版社:光村教育図書

アパートの住人以外にも、
アパートの隣にある木に住む鳥にも
物語があります。

そして、
三匹の子豚や赤ずきん、オオカミなど
童話世界の登場人物もウロウロしています。

読むたびに新しい発見があり
何度読んでも楽しむことができます。

変な所に「誰かの目」があったり、
少し怖い発見もありました…。

入学前におすすめ!シリーズ2弾

第2弾として
「わくわくどうぶつしょうがっこう」
も刊行されています。

こちらは小学校入学前に
読むのもおすすめです。

来年から小学生のポンちゃんが
いろいろな動物の小学校を
見学に行きます。

第1弾の「わくわくどうぶつアパート」
とは異なり、こちらは背景の動物たちにも
小さくセリフが文字で書かれています。

ページごとで別の小学校へ行くので、
第1弾のように
背景で物語が進むわけではないです。

サイドストーリーというよりは
いろんな動物たちが
いろんなことをしているのを
眺めて楽しめるようになっています。

みんなが好きなように会話をしていて
学校のガヤガヤした感じが伝わってきます。

最後はポンちゃんが家に帰って、
小学校を楽しみにしている場面で終わります。

「わくわくどうぶつしょうがっこう」

作:マリアンヌ・デュブク
訳:ふしみみさを
出版社:光村教育図書

以下、雑記

前にも書いた気がするけれど、
私はこの絵本のように
背景が描き込まれた絵本が好きです。

うちの子も好きで、
細かいところまでよく見ています。

私は小説も群像劇が好きで、
「あの場面で脇役だったあの人が、
実はこういう事情であの場所にいた」
と後で分かると楽しいです。

同じ事柄を
別の視点から書いた話も好きです。

群像劇まではいかなくても、
過去の作品の登場人物が
話にチラッと登場するということは
結構よくあり(伊坂幸太郎、辻村深月とか)
気づくと嬉しくなります。

なぜなのでしょうか。

主人公以外にもドラマがある、
と思いたいのかもしれません。

現実でもそれは思うことがあります。

ものすごく当たり前のことだけど、
自分以外の人にも
その人の人生があって、
誰の人生にもいろいろあって。

自分にとっては「隣人その1」でしかない
隣の家の奥さんが
壮絶な人生を歩んできた人かもしれません。

壮絶じゃなくても彼女自身にとっては
やっぱり自分の人生の主役は自分だし、
それなりにはいろいろあったはず。

そう思うと、
不思議な気持ちになります。

こうしている今もみんないろいろあって、
でも明日会ったら
何食わぬ顔で接する…

挨拶しかしない隣の奥さんも、
園で少しだけ話す保育士さんも、
いつものスーパーの店員さんも、

みんな自分と同じように
何かを考えたり何かをしたり
しているんですよね、
当たり前だけど。

それは分かっているけれど、
どうもピンとこなくて、
だからそれをクリアにしてくれる
群像劇が好きな気もします。

まあ、単純に
いろんな人が出てきて繋がる感じが
おもしろいだけかもしれませんが。

わくわくどうぶつアパート
● 1番おすすめの年齢:3歳後半~4歳後半
● 1ページの文章量:平均6行~10行
● ひらがな・カタカナのみ
※個人の主観・調査なので正確性は保証できません
※もちろん上記年齢以外でも楽しめます!

コメント

タイトルとURLをコピーしました